きらめく あぶく

一日の大半、私の目にうつるのは
文字や写真やイラスト、そしてたくさんの色たち。
お仕事だというのもあるけれど、何かを見つめていることが
本当にとっても好きなんだ。

音楽をおともにして、色んなことを考えたり考えなかったり。
ぼんやりしたり、眉をひそめたり、泣いたりほくそ笑んだりして、
せわしなく行ったり来たりシーソーみたいな気持ちを抱えつつ
でも端からみたら静かな体を装って一日を費やす。

その中でも、とても長く見つめ続けているもの、
見つめ続けたいものがある。
ずっと見ていても飽き足らないものがある。
大切すぎて大事なものが何かなんて人には教えない。

この大事って気持ちは一方通行で、でもそれでも良くって、
それよりも見つめていられなくなるほうが怖くて、
時々、ちょっと不安になる。

だって、どんなものでも永遠ってないんだもの。
始めがあれば終わりもあるんだもの。
壊れないもの、消えないものなんてない。
この世の中は諸行無常なんだもの。

そんな当たり前のことが耐えられなくなって、
失うくらいなら、自分で放り出したほうがいいなんて、
時々、発作のような衝動にかられる。

そうすると、驚くほど急に真実みを帯びて、
失うことを実感して恐怖する。
その繰り返し。

でも。
もし本当にまた失う日がくるのなら、
せめて最後の最後、その一瞬まで見つめていられたらいいな。
私、大丈夫かな、うっかりしないかな?
ちゃんと見ていられるのかな?

大事なものほど、泡沫で儚くて切なくて美しく映るなんて。
神さまって罪深い方。
そんなことを思うのは、きっと罰当たり。

それでも止められない、七色に光る泡を見つめることを。
今日もほら きらきら輝いているよ。