丁寧に一つずつ

気持ちは混沌としていたけれど、
立ち止まりたくはなかった。
泣きながらでもゆっくりとでも前に進みたかった。
あの光り輝くところを目指して、
少しでも先に歩いていきたかった。

 

私は自分の感覚をすごく大事にしている。
この頭の中に流れて浮かぶ景色と
次々に沸き起こる激しい感情を
無条件に信じて頼りに生きている。


時々すごい勢いで怒濤の様に押し流されてしまうし、
その拍子に何かを失ってしまうこともあるかもしれないけれど、
それでも私がこの先何を選び何処へ進むか見届けたい。

 

自分が何者かなんて相変わらず分からないし
もう何が答えかなんて要らないけれど、
そのまま在りのままで私は居るつもりなの。
自分の気持ちの襞の一つひとつに
丁寧に触れていきたいし、
闇雲に否定するのは、もうずっと前に止めたつもり。

 

過去を振り返ると景色や感情を生々しく思い出して
混乱してしまうのは本当に悪い癖。
でももう私は幼い私ではないし、
戸惑って立ち尽くすだけじゃない。

 

大それたことは出来ていないけれど、
日々何かをつくったり書いたりしていて、
稚拙なりにも届けたりしている。
ささやかではあるけれど、
そんな一つひとつを、もっともっと大事にしよう。

 

自分のために言葉を綴っているけれど、
それでもやっぱり何時か誰かのためになりたくって、
日々懲りずに徒然と振り返るつもり。

 

今は誰の目にも留まらない散らかった文章かも知れないけれど、
何時か必要な人に必要な時、ひっそりと静かに届いたらいいな。

 

花びらが一ひら空から降りてくるように。