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何度も何度でも

丁寧に広い集めていた筈のものが

醜い自分の塊のようで、

慌てて放り投げてしまってから

海に沈むのをみて気づく。

 

ああ、これは間違いなく、

私の大切なもの。

かけがえのない記憶。

失いたくない欠片。

泣きながら嗚咽するほどに愛おしい

血反吐が出るほど大切な半身。

 

消えてはいけない、

失くしてはいけない。

泡沫にとけたりしなくていい、

儚さなんて要らないから。

 

そうして、また拾い集めよう。

息苦しくても体が重くても

一つひとつ丁寧にそっと

さらに用心深く

繊細で危うい何かを

静かに手のひらに集めよう。

 

いつか、この脆く柔らかい何かに

一振りかけて空に放ったら

星になって行先を照らしておくれ。

 

暗闇の中あるく人が、

道に迷って人知れず

こっそり泣いてしまわないように。