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あと3日

実際に目の前現れたときのことは、

忘れっぽい私にしてはよく覚えてる。

帽子を目深にかぶって

かわいくてカッコイイコートを羽織って

ゆっくり歩いているのが

ガラス越しに見ても直ぐ目に入った。


綺麗な人を目の前にすると

緊張してしまって

そう悟られないように振る舞うのに

精一杯で

話したいことは多分

一つも話せなかった気がする。


誰よりもすごく落ち着いていて

冷静沈着で賢く佇んでるかと思ったら

急にはしゃいでいて

カッコよかったり可愛かったりして

何かもうそれだけで眩しかったんだっけ。


誕生日だとするこの月と

大晦日になると必ず思い出す。


もう二度とその姿や名前を

目にすることはないと思っていた頃も。