何時も、ずっと。

数時間かんがえない、と言っても、
私が聴いている音楽の大半は
その人が弾いた音だったり、勧めてくれた音楽だったり、
かんがえない、は、頭を混乱させない、
と今は同義語みたいになっている。

「北風と太陽だ」と思って
太陽になりたくって、たまに頭を空っぽにしようとする。
でも本当の空っぽになんかならない。

スマホを見れば、
ロック画面も背景画面もその人の写真。
そもそも会社のデスクトップは
変わらずずっとスタジオの写真のまま。
MOドライブの陰になんて
何時かにプリントした黄金色の髪の写真を忍ばせている。
描いてくれた模写は勿論まいにち眺めていたりする。

口の端にでなくても、
忘れてる瞬間なんて、ちっともない。

恥ずかしいし、気持ち悪く思われそうだから、
いちいち言わない。

街にでれば、あの服やあのアクセサリーは似合いそうだと思う。
爪の手入れをすれば受けさせてあげたいと一方的に思う。
音楽が耳に入れば、この曲は好きだろうかと思う。

コンビニに行けば、写真に撮らなくっても、
文字が目に入って手が伸びることもある。

こんなに思ってばかりいたら、
嫌われそうだから、いちいち言わない。

でも、私にはこんな伝え方しかできない。
気持ち悪いところを除いて
違う何かだけ、届けばいいのにな。