嫉妬心なんて

嫉妬心なんて消えてなくなればいい

そう思っていた。

どうしたら消えるだろうかと

そればかり考えて

物理的に距離を取ろうとか

自分も自由に振る舞ってしまえとか

何もかも見なければいいとか

色んなものを否定する勢いで

いつも騒いでしまう。


だから考え方を変えることにした。


嫉妬してたまらないくらい

こんなに強く好きだと思える人が

あらわれたんだなって。

そんな感情、知らずに生きてきた。

滅多に人に惹かれることもなければ

遠巻きに見ていることの多い私が

嫉妬するほど人を好きになるなんて。


雪を見ては思い出し

花を見ては思い出す。

月を見ても。


そう、月をみても尚、思い出す。


それって、私にとって、

本当にすごいことなんだ。


無邪気に騒いでいる姿は

他の誰よりもかわいい。

もちろん字面だけじゃなくって

いつかの水族館でも。

言えなかったけれど、

かわいいって言ったら

嫌がるかと思って。


すごく胸がいたむのに

可愛いと思うんだから仕方ない。

元気がないより

ずっと輝いてみえて

やっぱりかわいい。


だから仕方ない、降参。

そんな君がやっぱり好きなんだ。