なけなしの、ありったけの

逆に私が

ひどく移ろうものに

見えるのかも知れない。


なけなしの気持ちを奮い立たせて

一度立て直した時に

可視化される色んなものに

惑わされてしまって

元の木阿弥になる


私という存在は

どんなものなのだろうか

そこが不鮮明に

思えてしまうからだ


もらった言葉を集めて

感情を抜きにして

事実だけ受け止めれば

もう正解、なんだろうか。


でも、時間軸が違うように

色々な価値が異なるとするならば

基本軸を何処に置いて

判断するのが正解なんだろうか。


数学を紐解くように

基準値がある訳じゃない。


たくさんの為すべき事と

観察をしているたくさんの人間の中で

私に割かれている時間が

どれくらいのものか

正確には分からない。


私は声を掛けられるまで

ただ、待たなくてはいけないのか

もう、こちらから掛けてはいけないのか

何故そうなのか、分かりかねている。


私の時間軸がどんなものか

分かっていないけれど

自分ではたくさん遠慮して

たくさん堪えて

でも気持ちは伝えたい

そう思って試行錯誤した


返事を要求しないで済む

良い方法だと最初は思ったけれど

壁打ちをしているのかと

不安になった


嫌なんじゃない

壁打ちじゃないっていうのが

分かれば良かった

不安を取り除きたいだけだった


でも、本当は、

それを取り除いてくれるために

声を掛けてくれたんだってことに

気がつくのが遅かった

おまけに熟考の上の選択だったものを

無下にしてしまった


わたしはボタンを掛け違えた

不安に負けてしまった


人の気持ちも自分の気持ちも

台無しにして

こんなことでは

ますます言葉を交わすのが

難しくなるというのに


悔いても悔いても

もう戻らない


私の中の奥にあるものは

変わりはしないけれど

表層にある

不安や寂しさが邪魔をする

私が抱く凡庸な感情が

大切なものを霞ませる