バカの一つ覚えみたいに

思いつきもイマイチだし

できることもちっぽけで、

バカの一つ覚えみたいに

海の写真を撮ろうと思った。


この前とは違う景色がいい、

漠然と思って最初に浮かんだのは

あの岬だった。


私が子どものころに

観光地化に向けて街は動き出した。

鉄冷えで人口減に歯止めがきかず

産業以外の収入源にと

脚光を浴びたのが白い灯台


地元の人は冷めていた。

工場の街が観光地になる訳がないと。


故郷離れてしばらく

思い出される風景の一つが

この岬だった。

でも正直に明かすと、

子どものころは

たぶん一度も現地に行ってない。

ポスターを街中で見掛けただけだ。


戻ってからすぐ

大したものはないと言われながら

連れて行かれたのが

白い大きな橋と

白い灯台の岬だった。


故郷にこんな場所があるなんて、

と感激した。

写真より目の前でみた感激度は

比較にならなかった。

まあるい水平線をみると

穏やかな気持ちになる。

それ以来、たまに一人で足を運ぶ。

今では何時も観光客がいる。

大型バスも度々見かける。

子どもの頃には想像つかなかった。

工場だけじゃなかったんだ。


まあるい地球

と書かれた壁が印象的で好きだった。

記憶が不確かだけれど、

子どもか人か描かれていて

それが私を平和な気持ちにさせた。


でも白い灯台のイメージに合わせて

白いペンキが塗られていた。

遠目にはとても綺麗だった。


思いおもいに

幸せの鐘を鳴らす。


皆んな、

どんな気持ちで鳴らしてるのかな、

鳴らした人たちは幸せでいるのかな、

そんなことをふと思う。


鐘の音をききながら

今ごろどうしているのかと

あらためて思う。

穏やかな時間でありますように

と願った。


バカの一つ覚えみたいに

私ができる少ないことの一つ。


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