ミュージカルを自分でやってみたくて

踊りなんて全くゼロの状態で

飛び込んでしまったから

何かと大変だったし

それ以上に女子としての嗜みが

1ミリもない頃で

今の5倍は気が回らなかったから

それはもう、たくさん叱られた

座長の男役さんより

副座長の娘役さんが怖かった。

娘役として躾されるのが嫌で

私は男役に転向したくらい。


でもその分、とてもよく覚えてる。


情に厚い人だった。

容姿に恵まれない分、

仕草や服装に相当に研究をしていた。

努力の人だ。


この人たちの

熱い気持ちと心遣いがなければ

生オケのミュージカルなんて

体験できなかったろう。


劇団最後の舞台の時、

今の田舎に帰らなきゃいけなくなって

今考えたら恥ずかしいけれど

代表の挨拶を聞いた時に

おいおいと泣いてしまったっけ。


当たり前だけど、

急過ぎて、

飛行機取って駆けつけるには

時間が厳しい。


すごく行きたい。

きっと行けないこと

後悔すると思うけど

この大雪だから

色々厳しい。


でも確かにあの頃は

私の青春だった。

一生絶対に忘れない

私の宝物だ。


劇団が無くなって

田舎に帰ったあと、

一度だけ

何かの稽古場にいって

会ってきたことがある。


皆んなは相変わらず

ミュージカルの人たちで煌びやかで

私だけ黒髪だったりして服装も変わって

普通になったねと言われたんだっけ。


近頃はどうだったのかな。


この界隈、未婚の人が多いし、

マイペースな人が多いし、

自由に楽しく過ごしてたかな。


こんなこと書いてたら

今ごろ怒ってるかもな。


もっと前にもう一度

会っておけば良かった。